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  • 台風18号、本島地方での警報発表から11時間後も暴風域に入らない
  • 通常、暴風域に入る予想期間の約6時間前には警報を発表する
  • 気象台は「予想よりも速度が遅く、暴風域が小さい」と分析

 「非常に強い」から「猛烈な」台風に発達した台風18号は3日午後4時現在、勢力を強めながら久米島の南約140キロを時速20キロで北北西に進んでいる。沖縄気象台によると、まもなく沖縄本島中南部と久米島が暴風域に入る。本島中南部と久米島は急激に、本島北部は3日夜のはじめ頃に暴風となる見込み。

那覇市内では、ネットを張るなどの台風対策をしている光景がみられた=3日午後、那覇市

 沖縄県は午後4時20分までに2万1894人に避難勧告を出し、58万6888人に避難準備情報を発表している。被害情報はまだ報告されていない。

 沖縄気象台は午前6時11分に、本島地方に暴風警報を発表したが、約11時間経過した今も暴風域に入っていない。沖縄気象台によると、暴風警報は、暴風により重大な災害が発生する恐れがあると予想したときに発表し、通常、暴風域に入る予想期間の約6時間前には暴風警報を発表するという。

 沖縄気象台は、まだ沖縄地方が暴風域に入らない要因について「予想よりも速度が遅く、暴風域が小さく、暴風域に入る範囲に変動が起きているため」と分析する。

 同日午前中に晴れ間が見えたり、強い風を感じることがなかったことについては「距離が離れているとほとんど影響はないが、近づくと非常に強い風や大雨が降る台風。今後も警戒が必要」と説明する。

 台風18号は午後4時現在、中心気圧が915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は80メートル、中心から半径90キロ以内では風速25メートル以上の暴風、中心の北東側280キロ以内、南西側220キロ以内では15メートル以上の強い風が吹いている。【沖縄タイムス+プラス編集部】