「数十年に1度」の重大な危険を示す特別警報が発令された猛烈な台風18号の影響で、県内では道路の封鎖、公共交通の欠航や運休、公立学校の臨時休校、観光施設やスーパーの休業など各地で県民生活が混乱した。避難勧告を示すエリアメールの通知音が鳴り響く、不安な1日となった。

非常食のカップラーメンなどを買おうと、スーパーには多くの買い物客が訪れた=3日午前11時半ごろ、那覇市赤嶺・ユニオン赤嶺店

レジに長い列 買い物客が殺到

 那覇市内のスーパーでは午前中の台風接近前に買い物を終えようと多くの買い物客が訪れ、店内はごった返した。3日午後には、臨時休業するスーパーもあった。

 ユニオン赤嶺店の駐車場前には長い車列ができ、レジ前にも買い物客が列をなした。カップラーメンは次々になくなり店員の補充が追いつかないほど。野菜や総菜コーナーでも売り切れが目立った。富田努店長は「平日の午前中とは思えないほどの混みよう。お客さんに被害が出ないよう、営業時間を判断したい」と対応に追われた。家族3人で2日分の食料を買った玉城幸枝さん(34)は「久しぶりの台風で被害が予想できない。家でDVDを見て過ごしたい」と話した。

 イオン那覇店にも食料品を求める客が多く訪れた。砂辺善人さん(38)は休校になった中学生の息子とさしみや飲み物を購入。「暴風が過ぎるまで家にこもる。台風は仕事への影響が心配」と話し、急な土砂降りの中を帰宅した。イオン琉球は午後5時以降、那覇店やイオンライカムなどイオン6店を臨時休業した。

 丸大は全11店舗を午後3時に閉店。昼すぎに神原店を訪れた与那嶺さおりさん(44)=那覇市=は、鉢植えを室内に入れるなどの対策に追われたといい「停電が一番心配。早く通過してほしい」と不安そうに話した。