沖縄県内で過去最大級の猛烈な台風18号の影響で3日、「特別警報」が発令された。台風は深夜にかけて久米島や本島に最接近し、県内各地で高齢者や家族連れが避難した。中には2晩続けて避難所で不安な夜を過ごした人もおり、疲れた表情をにじませた。

台風18号の接近に備え避難する住民=3日午後5時半ごろ、那覇保健所

 沖縄市役所内の避難所には3日午前6時ごろから、市民38人が次々に避難。中には2日夜から待機する人もいた。市内に住む女性(70)は「風が強くなる前に避難できて、ひとまず安心だが、家が古くて倒壊しないか心配」と不安げ。別の女性(68)は「家より命が大切。家が浸水するかもしれないから近所の人と一緒に来たけど、恐くて眠れない」と疲れた表情だった。

 那覇市は避難所を7カ所開設。与儀の市保健所には3日午後6時時点で市民43人が避難し、レトルトごはんや水が配られた。市民らは、建物3階の多目的広場の床に毛布を敷いて横になっていた。

 長男の晶也さん(33)と二人で初めて避難した仲村佳代子さん(62)は「去年の台風で庭に大きな木が倒れてきた。今回も大きな台風だから怖い」。過去に台風で浸水被害に遭った湧川静子さん(66)は「家にいるより、避難所が安心できる」と話した。