【石垣】琉球大学(大城肇学長)と名桜大学(山里勝己学長)は4日、石垣島での雇用創出や若者の地方定着を目指す連携協定を石垣市と結んだ。両大は3月に県と同様の協定を結んだが、市町村とは初めて。学生が市内の企業でインターンシップ(就業体験)する中で、将来的に島での就職や起業につなげたい考え。

協定書を交わす(左から)大城琉大学長、中山義隆市長、山里名桜大学長=4日、石垣市役所

 両大卒業生の県内就職率向上に向け、各市町村と順次結ぶ。学生の目を地方に向けさせる教育カリキュラムなどを通し、地域で活躍する人材を育て、地域産業の活性化を図るのが狙い。

 両大が文部科学省の補助を受けて進める事業「新たな地域社会を創造する『未来叶い(ミライカナイ)』プロジェクト」の一環。

 石垣市との協定は、新たなインターンシッププログラムや語学研修、国内外の学生交流の機会をつくり、年間5人以上のインターン生の受け入れなどが目標。両大から同市への就職者を増やしつつ、将来的な起業・創業も視野に入れる。

 中山義隆市長は「学生たちが石垣で学び、石垣の地で生かすことができる。各大学との連携で学術的知恵をもらい、よりよい街づくりに生かしたい」と抱負。

 大城学長は「石垣市から全国へ発信できるモデル事業になるよう3者協働で有効な施策を展開したい」とし、山里学長は「力を合わせて石垣市と県の未来への希望をかなえられるよう取り組みたい」と語った。