在沖米海兵隊トップのローレンス・ニコルソン四軍調整官は5日午前、キャンプ瑞慶覧で記者会見し、墜落事故を受け運用を停止していた米海兵隊の戦闘攻撃機AV8Bハリアーの飛行を再開すると発表した。米軍内で安全性に対する見直し作業を行った結果、「航空機の作戦を安全に再開することができると判断した」と述べた。一方、事故原因は調査中として明らかにしなかった。

格納庫から移動する米海兵隊のAV8Bハリアー=4日午後、米軍嘉手納基地(読者提供)

 ニコルソン氏は、ハリアーは事故後も米国など世界中で運用を続けていることから「安全性は実証されている」と強調。飛行再開は「日米同盟にとり極めて重要だ」と再開の必要性を説明した。

 パイロットと県民の安全が最優先だと指摘する一方、県や関係市町村が求めている事故原因究明までの飛行停止に対しては言及を避けた。その上で、「パイロットの安全性に確信を得られなければ飛行は再開しなかった」と強調した。

 事故原因の初期調査の結果は「航空機の構造や整備作業、乗務員の欠陥を特定するものではなかった」と説明。調査が継続中のため「詳細な内容を明らかにできない」と繰り返した。調査終了までには「何カ月もかかる」とし、全ての調査が終わり次第、改めて報道機関に説明する機会をつくるとの考えを示した。