「サメのような魚影を見た」。沖縄県北谷(ちゃたん)町美浜の沿岸で7日午後、サメ2匹が目撃された。現場は観光客が集まり、地元住民にも親しまれているサンセットビーチからわずか200メートル。出没の知らせに遊泳客は「まさかサメがいるなんて」と表情をこわばらせた。

サメを探す警察官や地元の人たち=7日午後4時、北谷町サンセットビーチ近くの防波堤

 目撃情報を北谷町から受けたサンセットビーチは午後3時ごろ、遊泳を禁止。「サメらしき目撃情報がある」と放送で呼び掛け、利用者を避難させた。ビーチの管理人は「この付近でサメなど見たことがない」と驚いた表情。「安全の確認が取れ次第、ビーチを再開したい」と話した。

 観光客の女性(24)は「ビーチの近くにサメがいる話は聞いたことがない。怖くて海に入れない」と表情を曇らせた。

 現場付近でよく遊んでいる中学生らによると、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の友だち同士のグループトークに、2週間前から「美浜でサメがうろついている」と話題になっていたという。

 前日の6日、付近でサメ2匹を目撃したという男子中学生(14)は「水面からヒレを出して泳いでいた。付近でよく泳ぐので、かまれていたかもしれない」と話す。

 サメに詳しい沖縄美ら海水族館名誉館長の内田詮三さん(81)は「沖縄近海には危険性の高いホホジロザメが数多く生息しており、体長1・5~2メートルほどもいる」と指摘。「まだ、サメの種類は分かっていないが、危険なサメの可能性もある」として注意を呼び掛けた。