開幕戦で入場するキングスの選手(撮影:沖縄タイムス)

◆プロバスケットボール新時代の幕開け

 今季、琉球ゴールデンキングス(以下、琉球キングスまたはキングス)を含めた各チームが、未知の世界に一歩を踏み出したことは言うまでもない。

 これまでNBLとbjリーグに分かれていた日本の男子プロバスケットは、日本協会がリーグを統合できていないことを理由に2014年11月、国際バスケットボール連盟(FIBA)から加盟資格を停止され、国際試合禁止の厳しい処分を受けた。その後、川淵三郎を中心に協会の改革を進め、新リーグへの統合が決まったことで15年6月に処分は解除。16年9月22日、いよいよ「Bリーグ」が開幕したのだ。

 その記念すべきオープニングゲームを戦うチームとして選ばれたのは、2015―16シーズンのNBLレギュラーシーズンで1位となったアルバルク東京(旧トヨタ自動車アルバルク東京)と同シーズンのbjリーグの覇者・琉球キングスだった。

 沖縄で別件の取材が続いていたわたしは東京の開幕ゲームへ駆けつけることを泣く泣くあきらめて、テレビ観戦に専念した。

 結果は周知の通り、琉球キングスの2連敗(75―80、53―74)。

 旧NBLのレベルの高さをある程度は知っていたから、連敗自体には驚かなかった。長いシーズンは今始まったばかりなのだ。厳しい状況からのスタートも決してマイナスとは言えないだろうと考えたりもした。ただ、キングスの選手たちのムードが落ち込んでいなければよいが……と、「チームのメンタル」の現状が少々気にはなっていた。

 そこで、この連載第1回に合わせ、チームのメンタル面については、10月1、2日の滋賀レイクスターズ戦後、キャプテンの岸本隆一選手と、前キャプテンで球団創設からのメンバーでもあるベテラン金城茂之選手にインタビューした。

 まずはそのあたりからお伝えしよう。ちなみに試合はBリーグになって初のホーム戦で、2連勝(59―56、77―49)を飾った。