県議会文教厚生委員会は7日、実現型ディスカッション企業「がちゆん」(国仲瞬社長)と沖縄タイムス社の主権者イベント「夏の政治キャンプ」で提出したLGBT関連の3請願を全会一致で採択した

▼「社会は変えられるという思いを強くした」。提出者の一人で琉球大3年の平良亮太さん(22)は語る。LGBTの当事者で、フェイスブックで公表している。LGBTを取り上げることを知り、政治キャンプに参加した

▼当事者と自覚し、苦しんだ。周囲に支えられたことで、「悩んでいる人の代わりに発信し、少しでも生きやすい世の中に変える活動をしたい」と考えていた

▼請願作成から提出までの間に、「活動への決意と覚悟ができた」という。請願では、県庁の専門部署設置と全県版のパートナーシップ登録制度実施を求めた。社会全体の意識の変化を望んでいる。卒業後はセクシュアル・マイノリティーの人権問題などにかかわる仕事を目指す

▼文厚委の狩俣信子委員長は同様の悩みを抱えた教え子が職場でのいじめなどを苦にし、自ら命を絶ったことを思い出した。請願の採択に「時代は変わった。若者が声を上げた意義は大きい」と激励した

▼県議会に提出された八つの請願には、さまざまな思いが込められている。政治参加の一歩を踏み出した若者たちを応援したい。(与那原良彦)