法務省は7日、那覇空港国際線ターミナル内で、入国審査で並んでいる間に顔写真の撮影や指紋の採取を済ますことができる機器「バイオカート」の本格運用を始めた。入国審査の時間を短縮する。同機器が導入されたのは関西空港、高松空港を含め3カ所で、那覇空港には14台が配備された。費用はシステム開発費込みで1台約800万円。一度の充電で最長10時間使える。

「バイオカート」で入国手続きをする外国人観光客ら(左)=7日、那覇空港国際線ターミナル

 入国審査ブースでは、パスポートやビザを確認するほか、入国目的を聞くなどしており、通過するのに1人平均1分かかっていた。ブースに並ぶ時間を含めると平均50分。2015年度は1日平均3500人が入国しており、混雑が激しい旧正月には1時間以上待つ客も出たという。

 16年度の入国人数は1日平均約4千人に増える見込み。バイオカートの導入により、ブースでの所要時間は1人平均約40秒、並ぶ時間を含めても35分に短縮できるという。

 沖縄を訪れる外国人観光客の増加を受け、法務省は、現在50人いる福岡入国管理局那覇支局の入国審査官を来年4月までに60人に増やす予定。