【小橋川慧通信員】カナダのトロントにある沖縄料理の居酒屋「りょう次」(上地耕太店長)でこのほど、恒例の「沖縄ナイト」が開かれ、約50人の若者が「沖縄料理を食べて、飲んで、友達をつくって楽しむ」コンセプト通りの時間を過ごしていた。ヨーロッパからの学生や地元の人も参加、沖縄ナイトも多様性のある集会になった。小さなテーブルを囲んで盛り上がるグループに割り込んで話を聞いた。

「沖縄ナイト」で語り合い、交流を深めた若者たち=カナダトロント

 全員ワーキング・ホリデーのビザで来て、語学学校の勉強を修了していたメンバー。豊見城市出身の森山雄大さんは高校卒業後、8年間沖縄の会社で働きマネジャー職を体験。「沖縄はこれから多くの国との結びつきができると思う。沖縄の事情を臆せず語れる人になりたい」と話す。9月には、アルバータ州の雄大なカナディアン・ロッキーの中心地、バンフ市のギフトショップで働けるよう準備をしている。

 母親が恩納村出身という田中一仁さんは、明治大学で建築学を学んでいる。ネットで「働き手募集」のレストランを探し、20軒目の面接先で採用。皿洗いとして働く。皿洗いの苦しさは筆者も良く知っているが、それをユーモラスに語っていた。琉球大学経済学専攻の照屋圭祐さん(沖縄市)はバンフ市のリゾート・ホテルでの仕事が決まった。沖縄では「米国系の銀行で働きたい」と話していた。

 遅れて仲間に入った永山史織さん(同)は沖縄国際大学で経済学専攻。日本人経営の居酒屋で仕事が決まり、外国人の客を相手に英会話を磨く。カナダに来て最初の2週間はホームシックになったというが、今はカナダの生活を楽しんでいる。

 語学学校や就職先探し、北米旅行と日本から来た若者はワーホリ・ビザの利点を十分に活用してカナダの生活を満喫している。