沖縄県東村高江周辺のヘリパッド建設に反対する市民らを取材中の沖縄タイムスと琉球新報の記者が、機動隊に強制排除されたことについて、政府は11日、「県警においては警察の職務を達成するための業務を適切に行っており、報道の自由は十分に尊重されている」とし、問題ない対応だったとする答弁書を閣議決定した。

 仲里利信衆院議員は質問主意書で「機動隊員が記者を強制的に排除し、行動を制限した行為は、民主主義の根幹を支える報道の自由を侵害する極めて悪質な行為。基本的な人権を無視する行為として断じて許すことができない」と政府の対応を批判した。

 本紙の記者らは高江橋で機動隊が市民らを排除する様子を取材していた時に2度拘束され、バスとバスの間に押し込められた。「記者である」ことを訴えたが最終的に聞き入れられず、取材活動を制限された。

 抗議する人たちの排除について、答弁書で「抗議活動の状況などを踏まえ、現場における混乱や交通の危険防止などのための必要な警備活動が行われている」と説明。「憲法に反し、国民の自由な表現や集会を損なう行為に他ならない」などとした仲里議員の指摘は当たらないとした。