沖縄県北谷(ちゃたん)町美浜のサンセットビーチ近くで目撃されたサメが、人に危害を加えた件数が世界で最も多いとされるオオメジロザメであることが分かった。北谷町は11日までにサメ4匹を確認。少なくとも2匹がオオメジロザメであるとの目撃情報もある。北谷町は、町漁協と協力してサメを捕獲することを決めた。

サンセットビーチ近くで目撃されたサメ。専門家は「人に危害を与える危険性の高いオオメジロザメ」と説明し、「付近で泳がないで」と注意を呼び掛けている=10日、北谷町美浜(読者提供)

 野国昌春町長は取材に「クラゲネットも越えてしまう可能性がある危険なサメだと聞いている。急いで捕獲したい」と話した。

 サンセットビーチ事務所によると、サメに詳しい沖縄美ら海水族館名誉館長の内田詮三さん(81)に10日、撮影されたサメの写真を見せたところ、頭の形のシルエットなどから危険性の高いオオメジロザメと判断。町はサメが捕獲されるまで、サンセットビーチと北谷町北谷のアラハビーチの閉鎖を決定した。

 視察で訪れた美ら海水族館の飼育展示係の松崎章平さん(39)も11日、オオメジロザメ2匹が泳ぐ様子を目視で確認した。

 町は今後、海洋生物の調査機関「沖縄美ら島財団」や町漁協の協力を得ながら捕獲方法やスケジュールなどを決めたいとしている。野国町長は「観光には打撃だが、安全が第一。町民や観光客が安心して泳げるよう、早めの捕獲に努めたい」と話した。

 一方、内田さんは「サメは頭の形が半円形になっており、オオメジロザメと断定した」と説明。「オオメジロザメは世界で最も人に危害を与えている件数が多い危険なサメ。うろついている間は目撃された付近で絶対に泳がないで」と注意を呼び掛けている。