米軍北部訓練場のヘリパッド建設を巡り、沖縄防衛局がN1、G、Hの3地区で伐採する予定の立木が2万4325本に上り、面積が少なくとも3万8156平方メートルになることが11日、分かった。面積は、国頭村内の2015年度の年間伐採面積約1万9千平方メートルの約2倍に相当し、大規模伐採による希少種への影響が懸念される。

東村高江のヘリパッド建設予定地N1地区近くの伐採現場(提供)

 沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんが、林野庁九州森林管理局への情報公開請求で入手した文書で明らかになった。

 防衛局が07年と08年に沖縄森林管理署へ提出した事前協議書で、3地区のヘリパッド用として1万9902本の伐採を明記。加えて、今年に入り防衛局が出した事前協議書で、N1表ゲートからN1地区への進入路付近の691本(事前協議なしで伐採した約60本を含む)と、N1地区からH地区に向かう工事用道路増設のための3732本をそれぞれ示した。

 防衛局などから伐採の進捗(しんちょく)状況は明らかにされていないが、北部訓練場内に入り抗議活動をしている市民によると、伐採はほぼ終えているという。

 北上田さんは「防衛局は環境に配慮した工事を進めるとしながら、わずかな工期短縮のために3地区同時着工を強行している。取り返しのつかない森林破壊が進んでいる」と話した。