沖縄県健康長寿課は12日、中部保健所管内で日本語学校に通う留学生や職員らが結核に集団感染したと発表した。最初に診断された外国人留学生の20代男性を含む感染者は計17人で、うち発病したのは男性ら2人。発病者は共に通院治療中で、周囲に感染させる恐れはないという。今年に入り県内で発生した集団感染はこれで3例目。

 同課によると、男性は来日して約4カ月たった今年3月、肺結核と診断されて入院治療を開始。1年ほど前に母国で受けた胸部エックス線検査で異常な影を指摘され、せきや血痰(けったん)などの症状が続いていたが、結核の診断に至らなかった。男性の診断後、接触した日本語学校の学生や職員ら47人が健診を受けたところ、16人への感染が分かった。男性は集団生活だったという。

 同課は今年の集団感染の特徴として、最初の患者の受診や診断までに時間がかかり、結核菌の排出が長期間続いたことなどを指摘。2週間以上続くせきへの注意や、市町村や職場健診などを必ず受診し、早期発見に努めるよう呼び掛けている。