求人おきなわ(那覇市、大里一雄社長)は13日、来春卒業予定の学生向け就職情報サイト「ジョーナビ新卒2017」を利用する県内企業に対する調査結果を発表した。採用活動の進捗(しんちょく)を尋ねたところ、「当初予定通りに進んでいない」と答えた企業が46・8%を占めた。幅広い業界で新卒の採用需要が増える中、「いかに学生に選んでもらうか」が課題となり、約半数の企業で採用が遅れている現状が浮かび上がった。

沖縄県内79社の採用活動

 調査時期は8~9月。「ジョーナビ新卒2017」に情報を掲載している県内企業79社から回答を得た。

 予定通りに採用が進んでいないと答えた企業が、最も多く理由に挙げたのが「応募者を確保できなかった」(70・3%)。「計画していた採用数を確保できなかった」(59・5%)、「内定辞退者が増えた」(35・1%)、「学生の質が下がった」(16・2%)などが続いた。

 採用が「当初予定通りに進んでいる」と回答した企業は全体の41・8%、「どちらとも言えない」が11・4%だった。

 ほとんどの企業が10月までに内定を出す予定だった一方、現時点では全体のうち69・6%が採用活動を終えていないことも分かった。応募が少ない飲食飲料フードサービス業や、理系の人材を求める建設不動産業、採用人数が多いIT(情報通信)業やホテル旅行業でも、採用活動を続けている企業が目立った。

 経団連が採用試験の解禁時期を8月から6月に早めた影響については、「変わらない」が最多の35・4%。「どちらとも言えない」が27・8%、「採用活動をしやすくなった」が20・3%、「採用活動をしにくくなった」が16・5%で、影響は限定的だった。