エイチ・アイ・エスグループのジャスタビ(東京都、三戸格代表取締役)は今月、運転免許証を持っていなかったりレンタカーの運転に不安があったりする外国人旅行者向けに、運転代行ドライバーを紹介するマッチングサービス(中国語と韓国語)を県内で始めた。同社によると沖縄初。全国レベルでも、代行ドライバーの派遣業はあるものの、利用者にドライバーを紹介するサービスは初だという。(政経部・平島夏実)

ジャスタビのマッチングサービス

 日本人旅行者の3倍といわれる外国人旅行者のレンタカー事故率を下げるとともに、旅行者と地元に詳しいドライバーをつなぐことで質の高い個人旅行を後押しする狙い。ペーパードライバーや高齢者向けの日本語サイトは7月から運用している。

 レンタカーの代行運転を巡っては、タクシー業界が「白タク行為」だと反発しているほか、レンタカー業界からも事故があった場合の対応に不安の声がある。ジャスタビは、国土交通省から「直ちに旅客自動車運送事業に該当するものではない」との回答を受け、白タク行為ではないとの判断を得ている。

 同社は、利用者とドライバーがレンタカー窓口を一緒に訪れるよう推奨した上で、(1)必ず利用者本人の名義で契約する(2)利用者がドライバーを同乗運転者として届け出ることで、事故補償が適用されるようにする-をルールに盛り込んだ。ドライブレコーダーの無料貸し出しや安全講習会も行う。同社は、ドライバーに関する情報提供料として利用者から1日当たり1200円を徴収する。

 サービスでは、利用者がサイトで無料会員登録をし、ドライバーを検索する。(1)女性ドライバー(2)ガイド経験者(3)2種免許保有者(4)バイリンガル-の4タイプから絞り込めるほか、利用日時や、ドライバーについての評価、ドライバーが設定する利用料(1時間ごと)から検索できる。

 報酬は旅程終了後、利用者がドライバーに直接現金で支払う。高速代や駐車料金、ガソリン代などは利用者が負担する。

 ドライバーとしての登録は無料。普通運転免許証が必要だが、タクシー業に必要な2種免許は求めない。利用者とのトラブルは当事者間での解決が原則だが、ジャスタビが必要に応じて相談に乗る。

 同社によると、県内では既に100人がドライバーとして登録済みで、20~30人が活動している。月に千件以上の利用を見込んでおり、今後、外国人観光客のレンタカー需要が多い地域への進出を目指す。