那覇市中心部などを観光する修学旅行生や外国人ら団体ツアー客が集合場所にそろうまでの間、路上待機したり近隣を走ったりして待つ貸し切りバスを減らそうと、沖縄総合事務局や那覇市などが、バス会社共通の待機場を設ける方向で調整している。9月下旬から実証実験に着手しており、24日からは那覇市西に仮の待機場を設け、送迎がスムーズにできるかなどを検証する。事業費は、観光庁が1千万円、那覇市が約150万円。(政経部・平島夏実)

団体客を迎えるために路上で待機する貸し切りバス=12日午後5時40分ごろ、那覇市の牧志公園前

 那覇市によると4年ほど前から、国際通り周辺などに長時間待機する貸し切りバスに対し、地域住民から苦情が寄せられている。内容は「渋滞の原因になる」「エンジン音がうるさい」など。観光課だけで月に2~3件、ほかの課にも日常的に電話がある。特に、外国人観光客と修学旅行のシーズンが重なる秋に増えるという。

 団体客がそろうまでの間、貸し切りバスがどこでどう待機するかは各バス会社によって異なる。集合場所付近の路上で待機するケースや、バス・タクシープールに駐車するケース、周辺を走行しながら待つケースもある。県バス協会は那覇空港の駐車スペースで待つよう呼び掛けているが、協会に加入していない事業者も多いという。