宮古テレビが制作する番組「なりとぅゆん みゃーく方言大会」が、石垣と沖縄の各ケーブルテレビ局で放送され好評だ。同大会は宮古島市文化協会主催で、ことしで23回目を迎える人気の催し。宮古島を出て各地に移り住んだ第1世代には郷愁を、次世代にはアイデンティティーを感じさせる番組となっている。テレビが伝えるしまくとぅばが出身者と故郷をつなぐ。(編集委員・謝花直美)

字幕が付けられた「第23回なりとぅゆん みゃーく方言大会」の一場面(宮古テレビ提供)

 宮古島市文化協会が毎年6月に開催する大会。各地域の出演者がみゃーくふつの豊かな表現とユーモラスな話しぶりで人気を博す。宮古テレビが録画し、2時間番組として地元で放送してきた。4年ほど前から沖縄ケーブルネットワーク(OCN)、石垣ケーブルテレビ(ICT)が同番組を放送する。

 宮古テレビ制作部の平良幸雄さんは「宮古で放送したものをそのまま提供している」という。宮古を出て各地に移り住んだ人々のためだ。

 平良さんは「数年前、大会で優勝したのは石垣在住の宮古の人。石垣には1960年代に『パイン景気』で移った出身者が多く2千人ぐらいいるといわれる」と説明する。

 OCN放送部の島袋宗昭課長は「宮古大会が、人気があると知って放送したかった。字幕が付き、こちらでも放送できるようになった」と話す。

 ICT報道部の和田学さんは「番組放映後はDVDが欲しいなど反応があり、宮古テレビを紹介している」と話す。