【北谷】15日午後9時半ごろ、北谷町のアラハビーチ近くで、西原町の漁師の男性(22)が人に危害を加える恐れのあるオオメジロザメ1匹を釣った。近くの海ではオオメジロザメなどサメ4匹の目撃が相次ぎ、現在、アラハビーチやサンセットビーチ、宜野湾市のトロピカルビーチが遊泳禁止になっている。

男性が釣ったオオメジロザメ=15日、アラハビーチ近く(提供)

釣り上げられたオオメジロザメ=15日、北谷町・アラハビーチ近く(提供)

オオメジロザメとみられるサメの口。三角の鋭い歯が見える(提供)

男性が釣ったオオメジロザメ=15日、アラハビーチ近く(提供) 釣り上げられたオオメジロザメ=15日、北谷町・アラハビーチ近く(提供)
オオメジロザメとみられるサメの口。三角の鋭い歯が見える(提供)

 男性は15日、川が海に合流する河口近くでオオメジロザメを釣り上げた。「引きが強く、海に落とされるくらいの力だった」と振り返った。過去に那覇市などでオオメジロザメを釣った経験があるという。

 写真を見た沖縄美ら島財団総合研究センター動物研究室長の佐藤圭一さんによると、釣られたオオメジロザメは目測で体長約1・5メートル、重さ25~30キロ、生まれてから2、3年の若いサメとみられる。

 本島中南部の、特に水路と海の合流点にオオメジロがよくいると説明。「安全性を高めるにはサメの生息域と人間のレジャーエリアを区切ること」と指摘した。注意点として①ビーチにネットや監視員を置く②ビーチ近くでの料理を控える③海にエサをまいたり、血の臭いのするものを捨てない―などを挙げた。釣り人にも「死んだように見えてかみつくこともある。慣れない人は危険だ」と注意を促した。

 北谷町漁協の座喜味盛康組合長は「サメを刺激したり、エサを与えたりすることになる」と話し、付近での釣りを控えるよう求めた。漁協は16日、刺し網などで体長約1メートルのホワイトチップとみられるサメ1匹を捕まえた。