買い物ついでに古紙を処分、たまったポイントが買い物券になるサンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)の古紙回収サービス「えこすぽっと」が人気だ。昨年3月のショッピングセンターの糸満・しおざきシティを皮切りに設置店舗を6カ所に増やした。1年7カ月で会員数は約2万1800人、回収重量は2340トンを超えた。サンエーは回収ボックスを小型化して設置店舗を増やしていく方針。(学芸部・座安あきの)

専用ボックスに古紙を投入する買い物客。買い物ついでに利用しているという=サンエー経塚シティ駐車場

 ショッピングセンターのしおざきシティのほか、与勝シティ、具志川メインシティ、八重瀬シティ、経塚シティ、スーパーの佐真下店(宜野湾市)の計6店舗の駐車場敷地内にコンテナ型の回収ボックスが設置されている。

 ボックス横に併設された機械で専用カードを発行。カードを差し込んだ状態で古紙をボックスに投入すると、自動的に重さを計測してカードにポイントとして記録される。1キログラム当たり1ポイントがつき、500ポイントがたまると500円分のサンエー商品券と引き替えることができる。

 サンエーは、来店の機会が増えることで「集客につながっている」と話している。

 県外のリサイクル業者が開発した機器で、県内ではサンエーのみに設置されている。集まった古紙は専任業者がリサイクルの原料として回収しているという。

 経塚シティのえこすぽっとに11日午後、古本や雑誌などを持ち込んだ女性(52)は開設当初からの常連客。「資源ごみの日を待って捨てていた古紙を曜日を選ばず持ち込めるのが魅力。ポイントがたまる楽しみもできた」と笑顔。

 サービスを紹介したチラシを手に、小学生の孫4人を連れて初めて古紙を持ち込んだ具志堅千賀子さん(65)は、雑誌と古新聞の束を投入して30ポイントをもらった。「今までごみに出していたものが、お買い物券になるのはうれしい。いい取り組みだと思う」と話した。

 同社開発部の國吉秀彦課長は「利用客から反響があり、設置店舗を増やしてほしいという要望が寄せられている。大型な回収ボックスを小型化して、設置できる店舗を増やせないか検討していきたい」と話した。