西日本を拠点に石油製品の製造・販売を手掛ける太陽石油(東京、岡豊社長)は18日、南西石油(沖縄県西原町、エジソン・マサキ・イシクラ社長)の全株式の取得に向け、親会社でブラジルの国営石油会社ペトロブラスと譲渡契約を交わしたと発表した。譲渡額は約130億円。今後、雇用問題などの手続きを整え、年内の正式譲渡を目指す。

西原町にある南西石油の施設(資料写真)

 太陽石油の沖縄進出は初めて。締結は17日付。南西石油を買収後は、愛媛県にある精製施設からガソリンなどの製品を運び、県内に供給する。

 太陽石油の中山信二執行役員総務部長は「県内の安定供給の一翼を担いたい。適正価格で販売する。従来の価格から大きく変わることはないと思う」と説明。

 33都府県で自社ブランドのガソリンスタンド(SS)を展開するが「沖縄には既存の流通網があり、尊重したい」と述べ、当面は他社への供給に専念する考えを示した。

 太陽石油は1941年創業の石油元売り会社。愛媛県を地盤に「SOLATO(ソラト)」のブランドで約340カ所のSSを展開する。売上高は約6100億円。