【大阪】沖縄県東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設に反対する市民に対し、大阪府警の機動隊員が「土人」などと差別発言をしたことに関して、大阪府の松井一郎知事は20日午前、「発言は認められないし、反省すべきだ」と強調する一方、「(発言した隊員)個人を特定して、メディアが鬼畜生のようにたたくのは違うんじゃないかと思う。職務を一生懸命やってきたことは認めたい」との考えを示した。登庁時に記者団の取材に応じた。

2016年5月に那覇市の国際通りで演説する松井一郎氏

 松井知事は19日夜、ツイッターで「表現が不適切だとしても、大阪府警の警官が一生懸命命令に従い職務を遂行していたのがわかりました。出張ご苦労様」と投稿していた。

 記者の質問に答えた松井知事は、「土人」との発言は不適切だったとした上で「売り言葉に買い言葉で言ってしまうんでしょう。(抗議している)相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのか。それをもって1人の警官が日本中からたたかれるのはちょっと違うと思う」と述べ、発言した機動隊員を擁護した。

 その上で「大阪府警の警察官、全国の警察官が沖縄のために無用な衝突を起こさないように、一生懸命働いているのは事実だと思う」とした。

 混乱の原因が市民側にあると考えているのではとの質問には「(政府は)北部の基地を何とか返還させるためにしているわけで、反対派のみなさんの反対行動があまりにも過激ではないかと思う」とも述べた。