沖縄県東村高江の米軍北部訓練場周辺で警備活動中の機動隊員が抗議する市民に対し「土人が」と差別発言した問題で、翁長雄志知事は20日午後、沖縄県庁に県警の池田克史本部長を呼び、強く抗議した。

沖縄県の翁長知事

 知事は、機動隊員の発言は「県民の感情を逆なでし、悲しみに陥らせる厳しい言葉だ」と批判。「(こうした発言を)他の都道府県にするのか。沖縄にだけではないのか」と不快感を示した。

 池田本部長は「傷ついた県民に深くおわびを申し上げる」と謝罪。発言に関しては、「極めて遺憾で許し難い。県警にも大きな責任があり、本当に残念だ」と述べた。

 知事は、県議会の9月定例会の答弁で池田本部長が「(機動隊には)冷静沈着で丁寧な対応を心がけるよう指導している」と述べていた点を挙げ、指導の在り方を疑問視。池田本部長は教育内容に関し、「虚心坦懐に見直す必要がある」と述べ、指導内容を再考する考えを示した。