【石垣】農林水産省などが主催する2016年度農林水産祭の畜産部門で、石垣市新川の農業生産法人伊盛牧場(伊盛米俊社長)が最高賞に当たる天皇杯に決まった。農林水産業で最高の権威とされ、県内からの受賞は5例目。表彰式は11月23日に東京で開かれる農林水産祭式典である。

農林水産祭の畜産部門で天皇杯を受賞した伊盛牧場の伊盛米俊社長=20日、石垣市新川

 伊盛牧場は1993年設立。暑熱対策を取った牛舎整備や暑熱に強い牛の改良を進めることで生乳産業を軌道に乗せ、ジェラートなど加工販売所も開店。2015年度の売上総利益は13年度比で143%と飛躍的に伸びている。

 受賞に当たっては、亜熱帯で台風襲来が多い離島の不利な条件下での品質維持、地域資源と産業を結ぶ6次産業への参入、女性従業員12人を雇用し家庭と仕事が両立可能な環境整備、地域社会と結び付いた経営-が評価された。

 伊盛社長は「全国から評価されて、農家にとって最大の名誉。この賞に恥じないように、今後とも地域の方々と連携を密にして頑張っていきたい」と喜びを語った。

 賞は、過去1年間の農林水産祭参加表彰行事で農林水産大臣賞を受賞した7部門509点の中から決まった。同牧場は6月の第65回全国農業コンクールでグランプリの毎日農業大賞を受賞している。