【大分で我喜屋あかね】高校野球の秋季九州大会(第139回九州大会)が22日、大分県の別大興産スタジアムを主会場に開幕する。九州各県の代表18校が来春の選抜大会出場を懸けて熱戦を繰り広げる。第1日は1、2回戦の計5試合が予定されている。

打撃練習で快音を響かせる美来工科ナイン=大分南高校グラウンド

シート打撃でエンドランの練習をする興南ナイン=臼杵市民球場

打撃練習で快音を響かせる美来工科ナイン=大分南高校グラウンド シート打撃でエンドランの練習をする興南ナイン=臼杵市民球場

 沖縄第1代表の美来工科は、臼杵市民球場の第2試合(午後2時半開始予定)で熊本工業(熊本2位)と2回戦、第2代表の興南は同球場の第1試合(正午開始予定)で大分商業(大分3位)と1回戦を戦う。初戦を翌日に控えた21日、両校はシートバッティングなどで調整した。大会は25日の休養日を挟み、27日決勝の予定。

 21日に開かれた九州地区高野連の理事会では、来年の春季九州大会を沖縄セルラースタジアム那覇などで、4月22~27日の日程で開催することが決まった。

<美来工科>熊本工エース攻略へ

 九州大会初出場の美来工科は別大興産スタジアムで公式練習を行った後、大分南高校に移動して汗を流した。スタジアムでは守備練習や走者を塁に置いたシート打撃で実戦感覚を磨いた。大分南高ではグラウンドに打撃ゲージを3カ所設置し、振り込んだ。

 150キロ近い速球を投げる熊本工業のエース山口翔を想定し、ピッチングマシンを140キロ台に設定。フルスイングで快音を響かせた。眞玉橋元博監督は「チャンスは何度も巡ってこない。どの球を打つべきか、しっかり対策は練ってきた」と自信をのぞかせた。

 投打の鍵を握るエースで4番の山内慧は「沖縄でやってきたことを信じ、全力で戦うだけ」と闘志を燃やす。捕手の神山諒介主将は「山内は低めに球が集まってきており、調子がいい。相手投手の球は速いと聞くが、フルスイングで打ち返す」と腕をまくった。

<興南>対大分商 選球など確認

 興南は初戦を行う臼杵市民球場で45分間の公式練習を行った。実戦形式のシート打撃では、選手たちが声を掛け合いながらエンドランや盗塁などの走塁を確認した。我喜屋優監督からは選球やボールの見逃し方など細かい指示が飛んだ。

 1回戦の大分商業は強打者の4番三代大貴らクリーンアップを中心に長打力が持ち味。我喜屋監督は「大分商は打撃がいい。打つチームにありがちな粗さがあるはず。バッテリーの攻め方次第だ」と勝機を探る。

 先発が予想される上原麗男は、ブルペンで直球を中心に約30球を投げ込んだ。「直球を軸にスライダーでかわし、緩急を使い分けていく。沖縄に残った部員の分も一戦必勝で目の前の試合を泥くさく戦う」と拳を握る。福元信馬主将は「出塁を増やして先取点を奪う。声をつなぎ、準備してきたことを全て出し切る」と気を引き締めた。