【久米島マラソン取材班】23日の久米島マラソンに初出場したクリスティーナ・モーゼスさん(43)、アンジェラ・ゴダードさん(41)=ともに米アトランタ州=姉妹は母・前村和美さん(66)が久米島町謝名堂出身で、13年ぶりに島を訪れた。「地元の子と思い切り遊んだ町並みや路地を見て、幸せな記憶がよみがえった」と「里帰り」を楽しんだ。

走り終えて乾杯する(左から)クリスティーナさんの夫のトムさん、クリスティーナさん、アンジェラさん、夫のダンさん=23日、久米島町営仲里野球場

 姉妹と母は米軍人の父の転勤で約35年前、那覇市に移り住んだ。アメリカンスクール通いで遊び相手に地元の子は少なく、ハーフであることを理由にいじめられたことも多かった。約3カ月の夏休みは母の実家、久米島で過ごした。

 公園で地元の子が来るのを待ち、互いに声を掛けてイーフビーチで夕暮れまで泳いだ日々。分け隔てなく接する温かみが幼心にうれしかった。その後、米国に戻っても姉妹は「久米島には幸せな思い出ばかりがある」と振り返る。

 27日開幕の第6回世界のウチナーンチュ大会に行くよう母に促されたが、「私たちのルーツは久米島」と久米島マラソンを中心に日程を組み、祖母の墓参り以来の訪問を果たした。

 結果はクリスティーナさんがフル途中棄権、アンジェラさんがハーフ完走。「謝名堂の町並みや入り組んだ路地が懐かしかった。沿道の声援に、やっぱり久米島はいいなと感じた」と笑った。26日、ウチナーンチュ大会前夜祭の国際通りパレードに加わるという。