流派超え、心一つに-。「空手の日」の23日、那覇市の国際通りを白い道着が埋め尽くした。4千人がひと突き、ひと蹴りに空手発祥の地の「誇り」を込めた一斉演武。外国からの参加も多く、国籍、性別、世代を超えて一体となった思いが息の合った動きに結実し、ギネス記録を樹立した。

沿道の声援を受けながら、一斉演武する沖縄尚学高校・付属中学校の生徒たち=23日、那覇市・国際通り(古謝克公撮影)

 牧志のてんぶす那覇前から久茂地のみずほ銀行那覇支店前まで、子どもからシニアまでの約4千人が6列で並び、車道を埋めた。沖縄伝統空手道振興会の島袋善保副会長の号令で一斉に演武。「ヤー」と気合の入った掛け声や汗を飛び散らせての鋭い動きに、沿道いっぱいの観衆から拍手が送られた。

 ギネス世界記録公式認定員のジャスティン・パターソンさんが翁長雄志知事に認定証を手渡すと、通り全体が歓喜に包まれた。参加した子どもたちからは「やったー」と笑みがこぼれた。

 那覇市立古蔵中学校3年の城間優奈さんは「沿道の人が多くて緊張したが、先生や大勢の人たちと一緒にできてうれしい」と喜んだ。アルゼンチンから参加したルイス・レモスさん(50)は「一生の思い出。沖縄伝統空手の一員になれた思いがする」と感動を語った。

 ギネス認定を仲間と喜び合った北谷町の與那覇徹さん(39)は「流派の違いを超え、共通の形を通してウチナーンチュの心が一つになれた。結果もうれしいが、会場の一体感そのものにジーンと込み上げるものがあった」と喜びをかみしめた。