世界に渡った県系人のうち、金武(きん)町の関係者を迎える「第6回世界のシマヌチュ歓迎式」が22日、金武町立中央公民館であった。6カ国から65人が参加。親族との再会を喜んだり、民俗芸能を楽しむなど、ふるさとを懐かしんだ。

金武町立図書館の仲田實館長から金武町関連本を贈呈される県系人=金武町立中央公民館

 式は「かぎやで風」で幕開け。これまでは英語だった通訳アナウンスを、ことしはしまくとぅばにした。仲間一町長も冒頭、「金武くとぅば」であいさつし「ふるさと金武へようこそいらっしゃいました。シマヌチュのアイデンティティーを確認できる有意義な時間になることを願っている」と歓迎した。

 各国町人会の代表あいさつでは、金武くとぅばや日本語、英語などでそれぞれ「次世代に沖縄の文化を伝える使命感を改めて感じた」「金武町と町人会との交流を深めたい」などと思いを語った。

 また、金武町立図書館の仲田實館長が各町人会へ、町教委が発行した「移民の父」當山久三の功績を紹介する本と、並里区が発行した金武くとぅばの本を贈呈した。

 幼い頃に家族でボリビアに渡った山城茂さん(63)は「23年ぶりに帰ってきて、懐かしい金武くとぅばの響きに思わずナダグルグルーした(涙ぐんだ)。各国のシマヌチュとの絆が強まったように思う」と目頭を押さえた。

 米国で体操スクールを経営する宮城登さん(69)は初めての参加。「各国の皆さんと話し、これまで苦労したことや県人会の現状などを知ることができた。有意義な時間だった」とうれしそうに話した。

 また、例年は7月に開催している金武町まつりも、今年は歓迎式に合わせて同日、開かれた。県系人たちは、町の民俗芸能などのステージを楽しみ、ふるさとの文化に触れていた。