夏の甲子園4強で、今大会優勝候補の筆頭でもある熊本県の秀岳館で沖縄県勢が活躍している。3人がメンバー入りし、24日にあった初戦の長崎東戦は2人が先発。8-0の七回コールドで勝利し、ともに打点を挙げた。沖縄を離れて前チームが果たせなかった全国制覇を目指している。

秀岳館-長崎東 初戦をコールド勝ちし、笑顔を浮かべる幸地竜弥(中央)=別大興産スタジアム(我喜屋あかね撮影)

 メンバー入りしたのは、2年生で正捕手の幸地竜弥(玉城中出)と外野手の石井卓弥(神原中出)、1年生で控え捕手の上原敦己(古蔵中出)の3人。初戦では石井が6番左翼手で、幸地が7番捕手で先発した。

 幸地は、この日17奪三振をマークしたエースの田浦文丸を好リード。五回無死三塁では、犠飛を放って8点目を挙げた。九州大会からメンバー入りした石井も3打数2打点と勝利に貢献し、鍛冶舍巧監督は「打てるバッターで期待している。この先が楽しみ」とうなずく。

 石井は「ストライクが来たらフルスイングを心掛けている。目標は甲子園出場」と意気込む。ことしのドラフトでソフトバンクから3位指名された九鬼隆平のマスクを継いだ幸地。『秀岳の鬼』と手書きで記された帽子を九鬼から譲り受けた。「九鬼さんは野球に対する考え方や配球などすべてがうまく、尊敬している。いつか超えたい」と拳を握った。(我喜屋あかね)