「琉球カーニバル」実行委員長 安里朝夫さん(55)=那覇市出身

 都内で“沖縄のウタと笑いの祭典”をテーマにしたイベント「琉球カーニバル」を5年前に立ち上げた。テレビ番組制作会社に勤める傍ら、合間を見つけて歌手や芸人の出演交渉から会場手配、宣伝までを無償で引き受ける。「何度もやめようと思ったけど、お客さんの笑顔を見ちゃうとやめられんね」と笑う姿には故郷への思いがあふれている。

「自分は沖縄芸能とお客さんの接着剤のような役割」と語る安里朝夫さん=14日、都内・赤坂

 高校卒業後に上京。放送専門学校を経て、テレビ制作会社に入社した。担当は映像編集。報道や情報番組など、刻一刻と現場から集まる最新映像を、正確、迅速にまとめ上げてきた。「ソ連崩壊や真珠湾攻撃50周年式典の際も現場へ飛んだ。ハードな職場だが、使命感もあり、苦に感じたことはなかった」。20、30代は仕事に没頭した。