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  • 医療用麻薬は痛み軽減に効果的で、世界では処方が推奨されている
  • 日本は実用化が遅れているが、普及に向けた研究が続いている
  • 医師は悪いイメージの波及を懸念。正確な情報発信を求めている

 医療用大麻の解禁を訴えていた元女優の高樹沙耶容疑者(53)が、大麻を隠し持っていた疑いで逮捕された。がん患者の痛みの軽減などに有効な医療麻薬の普及に与える影響などについて、沖縄県の南部病院緩和ケア内科の笹良剛史医師に話を聞いた。

笹良剛史医師

 世界では、がん患者への医療用麻薬の処方が推奨されている。日本でも医者と相談して正しく使えば痛みを軽減でき、患者を痛みから解放できる。今回の事件で、その認識が損なわれてしまわないかと懸念している。

 「麻薬」「大麻」に対する悪いイメージが広がり、医療用麻薬・大麻へのネガティブキャンペーンが起きる心配もあり、残念だ。

 神経難病などの痛みに効果的とされる医療用大麻も世界中いろいろな場所で使われている。

 日本では実用化が遅れており、普及に向けて真剣に研究している人たちもいる。正確な情報が世の中に伝わることを願っているし、マスコミにも正しい報道をしてほしい。