インターネット動画で発言を確認したが、本当に驚いた。こういう発言をする人間には人格の破壊があるが、これが人権・人身を守るために権力を与えられる警察官の言葉なのか。警察官がむき出しの憎悪で市民に罵倒の言葉を投げ付けることは異常である。

鎌田慧さん

 米軍と日本政府は名護市辺野古と東村高江に基地を造るために権力をむき出しにし、警官隊は手先となって住民を排除する。住民の抵抗がなければ警察官の暴言はなかった。抵抗する市民を権力で押しつぶすために、最大限の憎悪と差別の言葉を投げ付けた。

 関東大震災直後に多くの中国人や朝鮮人が虐殺された。社会主義者や労働運動の指導者など、抵抗の先頭にいる人を殺したのは軍の憲兵隊や特高警察だった。

 部落差別でも同じだが、差別的な落書きや結婚妨害は今もある。どんな差別の言語であっても「ちょっと適切ではない」とはいえない。そこに人を殺す本質的な憎悪が表れている。

 府警の責任者である松井一郎知事は「一生懸命、職務を遂行していた」と、ある種の称賛をした。自治体の長が命令実施のため、公然と差別を擁護したのは暴力行為の容認である。知事は辞任に値する。