【金武】両親が今帰仁村にルーツのあるブラジル2世の岸本シモネちえみさん(33)が、JICA沖縄の日系研修の研修員として来沖している。県中小企業団体中央会を通じて金武町の「佐喜眞義肢」で主に膝関節の装具について学ぶ岸本さん。日系人の関節症が増えているといい、「ブラジルに戻ったら、学んだことを役立てたい」と話している。

研修で膝関節の装具について学ぶ岸本シモネちえみさん=25日、金武町金武・佐喜眞義肢本社

 岸本さんは大学教員で専門は体育。関節症の原因などを教えるかたわら、大学院にも通う。研修は来月2日までで、佐喜眞義肢代表取締役の佐喜眞保さん(64)は「言葉が分からなくても辞書で調べてメモを取り、とても真面目」と評価する。

 岸本さんは村の南米移住者子弟の研修以来、約10年ぶりの来沖。伯父やいとこらとも交流し「親せきも優しいし、海もきれい。今帰仁は大好き」と笑顔。世界のウチナーンチュ大会の開会式に参加予定で「いろんな国のウチナーンチュと話したい」と心待ちにしている。