【東京】長年にわたって平和活動に取り組む個人・団体をたたえる第1回「澄和Futurist賞」の表彰式が27日、都内であり、元白梅学徒隊員で「青春を語る会」元代表の中山きくさん(87)、女優の吉永小百合さん、戦没者学生慰霊美術館「無言館」(長野県上田市)が受賞した。一般財団法人澄和(村石久二理事長)の主催。

第1回澄和フューチャリスト賞を受賞した元白梅学徒隊の中山きくさん(中央)と女優吉永小百合さん(左)、「無言館」館主の窪島誠一郎さん=27日、東京都内

 中山さんは、沖縄戦を体験した元学徒でつくる「青春を語る会」を1999年に立ち上げたほか、語り部としての活動などが評価された。中山さんは「会の活動を評価していただき、言い知れない喜びを感じている。人生最良の日になった」と感慨深げ。「会の活動は閉じたが、平和の思いは全く変わらない。受賞を励みに沖縄の真の平和を求め、基地の整理縮小と新基地建設阻止に向けて無理のない活動を続けていきたい」と話した。

 吉永さんは1986年から始めた原爆詩の朗読ボランティアや、2011年の東日本大震災を機に福島の復興を願い、福島の詩人や子どもたちの詩の朗読活動などが評価された。吉永さんは「これからも自分のできる範囲で、少しずつこの活動を続けていきたい」と語り、3人での受賞を喜んだ。