沖縄県米軍嘉手納基地で19、20日未明、米サウスカロライナ州空軍所属のF16戦闘機が相次いで離陸し、100デシベル前後の騒音が発生した問題で、嘉手納基地第18任務支援群司令官のポール・オルダム大佐は27日、周辺自治体の首長や議長らに対し「迷惑をかけて大変申し訳ない」と謝罪した。米軍機による騒音で司令官が謝罪するのは異例。

嘉手納基地のF16戦闘機=19日午後1時すぎ

 嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)会長の野国昌春北谷町長らが同基地を訪れ、騒音防止協定の順守などを求めた抗議の冒頭で述べたという。

 野国町長らによると、オルダム大佐は今回のF16飛来はダイバード(目的地外着陸)というまれなケースであり、未明離陸の回避を模索したが上層部の判断で避けられなかったと釈明。その上で「今後このようなことがないよう努力したい」と述べたという。

 三連協副会長の當山宏嘉手納町長は抗議後、取材に「どういう状況であれ、基地周辺の数万人の安眠を妨げることは容認できない」と話した。100デシベルは電車通過時の線路脇に相当する。