世界各地から約1万3500人のウチナーンチュが集まった開会式。会場となった那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇は割れんばかりの歓声と拍手が湧き起こり、熱気と感動に包まれた。ルーツを語り合う人、再会を喜び合う人、音楽に乗ってカチャーシーを踊る人…。「てぃんさぐの花」の歌声を夜空に響かせ、古里への思いを一つにした。

開会式で、自国の名前が呼ばれ盛り上がるアルゼンチンの参加者=27日、沖縄セルラースタジアム那覇(喜屋武綾菜撮影)

【英国】関戸芳二さん(72)

【香港】渡嘉敷孝由さん(中央)、レイモンド・ローさん(右)、ジェームズ・トーさん

【米国】永山明子さん(左)と平井ダージャさん

【カナダ】キヨミ・ゲパートさん

【フィリピン】左からユリコ・タケハラさん(64)、フミコ・タケハラさん(81)、ヒガ・アデラさん(63)

【米国】当山勝正さん

【ボリビア】(左から)仲村ディアナさん、西銘ひとみさん・マキさん

開会式で、自国の名前が呼ばれ盛り上がるアルゼンチンの参加者=27日、沖縄セルラースタジアム那覇(喜屋武綾菜撮影) 【英国】関戸芳二さん(72) 【香港】渡嘉敷孝由さん(中央)、レイモンド・ローさん(右)、ジェームズ・トーさん 【米国】永山明子さん(左)と平井ダージャさん 【カナダ】キヨミ・ゲパートさん 【フィリピン】左からユリコ・タケハラさん(64)、フミコ・タケハラさん(81)、ヒガ・アデラさん(63) 【米国】当山勝正さん 【ボリビア】(左から)仲村ディアナさん、西銘ひとみさん・マキさん

 球場のスタンドは埋め尽くされ、弾むような声でいっぱいになった。幕開けの「かぎやで風節」の「今日の喜びは何に例えられようか」の歌詞の通り、集まったウチナーンチュは地響きするほどの歓声と指笛で何度も喜びを表現した。

 「わしたしま うちなー」。スペシャルライブでネーネーズが「芭蕉布」を歌い始めると、歌声が重なっていく。離れた地で何度も聴いたのか、はるばる南米から来た高齢のウチナーンチュは、首を長くして舞台を見つめ、口ずさみ、涙ぐんだ。

 「安里屋ユンタ」で力強い太鼓が響くと、客席は総立ちになり、カチャーシーを踊りだす人も。通路に出て舞う人もいて、「ハーイヤ、ナーティーチ」の掛け声が飛び交った。

 アルゼンチンから初めて訪れた3世のメリーサ・アラカキさん(21)はクロージングの「てぃんさぐぬ花」の大合唱に合わせ、8年前から習っているエイサーを客席で踊った。父親は一度も沖縄を訪れることなく、昨年亡くなった。「父が来たがっていた沖縄。私にとっても特別な所です」。涙が止まらず、目は真っ赤だった。

 ブラジルから来た1世の新里哲夫さん(66)は「夏川りみさんやエイサーなど、みんなでつくったステージがとても素晴らしかった。ウチナーンチュの温かさで、心がつながった」と感慨深げ。「ブラジルから来たかいがあった。グランドフィナーレもいっぺー楽しみ」と興奮した様子で話した。