沖縄県立図書館は27日、ウチナーンチュ大会連携イベントとして、移民1世のルーツを探す調査や相談に乗るブースを沖縄セルラーパーク那覇内に設置した。30日まで対応する。担当者は「ファミリーヒストリーを知りたい人も多いと思う。ぜひ利用して」と話した。

ブースを訪れたアルゼンチン2世のアラカキ・オルガさん(左から2人目)とクーリオさん(右)=27日、沖縄セルラーパーク那覇内

 県立図書館で所蔵する県史や市町村史を中心とした移民関係資料、海外県人会資料など約500点から、移民1世の記録を探し、質問者に情報を提供する。

 この日、アルゼンチン2世のアラカキ・オルガさん(64)、クーリオさん(62)のきょうだいは同日、8年前に亡くなった父親の新垣吉春さんと、全く情報がない祖父母のことを知りたいとブースに訪問。「父は19歳のときアルゼンチンに移住し、祖父母を後から呼び寄せるはずだったが、戦争などが原因でかなわなかった。祖父母はずっと沖縄で生活していたはずだが、情報がない」と説明した。

 スタッフの調査では、吉春さんがかつて住んでいた中城村の住所までは確認。クーリオさんは「住所が分かったことはうれしい。できるだけ情報を集め、私の子どもにもルーツを教えたい。いつか本も書きたいと思う」と喜んだ。

 同ブースの問い合わせは同図書館、電話098(834)1218。(社会部・吉川毅)