米軍ヘリパッド建設に反対する市民に大阪府警機動隊員が「土人」「シナ人」と発言したことに抗議する緊急集会が29日、沖縄県東村高江の米軍北部訓練場N1ゲート前で開かれた。約300人が「沖縄を侮辱する暴言を許さない」と声を上げた。

「土人」発言に対し、「人権無視許さないぞ」と抗議の声を上げる市民ら=日午後0時すぎ、東村高江

 沖縄平和運動センターの大城悟事務局長は「この暴言は、構造的な差別の意識の中で出た言葉。一個人ではなく県民全体に向けられたもので、許し難い」と批判。集会中、県外ナンバーの機動隊車両が通過すると「帰れ」の声が響いた。

 北中城村の男性(76)は「琉球処分から続く蔑視、差別の表れ。沖縄の人を野蛮人扱いするからそんな言葉が出る」と指摘。沖縄市の女性(70)は「こんな発言が出るほど機動隊の人間性を壊している責任は、ヘリパッド建設を強行する日米両政府にあると思う」と話した。