琉球国王の即位式を再現した「冊封使行列・冊封儀式」が29日、那覇市の首里城公園で開かれた。来場者は厳粛な雰囲気の中、中国皇帝の任命文書を受け取る琉球王誕生の様子を見守った。

琉球国王の即位式で首里城へ向かう中国の使節団を再現した冊封使行列=29日、那覇市首里・守礼門前(喜屋武綾菜撮影)

 首里城祭(主催・同実行委員会)の一環。首里城御庭では、皇帝の使いである正使と副使が宣読台で任命文書の「詔書」「勅書」を中国語で読み上げ、世子(王子)が正式に国王として即位する様子を再現。摂政や三司官、琉球と中国の音楽を奏でる人々も並び、皇帝からの贈り物を国王が受け取るたびに深々と礼を繰り返した。

 儀式は1800年の記録を基に再現。世界のウチナーンチュ大会で来沖したハワイのスタンリー高嶺さん(88)は「中国の儀式のようで、とても興味深い。沖縄は素晴らしいね」と満足そうに見入っていた。

 30日には午後0時半から同2時半まで那覇市の国際通りで国王や王妃、冊封使ら約700人が練り歩く「琉球王朝絵巻行列」が開かれる。