海外・県内外の沖縄県系人が一堂に会する第6回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)の閉会式・グランドフィナーレが30日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれ、1万5395人(主催者発表)が国境を越えて互いの絆を確かめ合った5日間を振り返り、別れを惜しんだ。大会実行委員会会長の翁長雄志知事は10月30日を「世界のウチナーンチュの日」と制定することを宣言。実行委は5年後の2021年に第7回大会を開催する。

フィナーレでカチャーシーで盛り上がる世界のウチナーンチュ大会の参加者=30日午後、那覇市(下地広也)

 翁長知事は「2人の県系の若者の発案をきっかけに『世界のウチナーンチュの日』を制定する。沖縄を愛するすべての人々が心を一つにすることを祝福し、ウチナーンチュであることを誇りに思うことを心から願う」と述べ、しまくとぅばと英語、スペイン語、ポルトガル語で感謝の言葉を口にした。

 来賓あいさつで鶴保庸介沖縄担当相は「沖縄が地方創生のモデルとなることを目指し、沖縄振興に取り組む。世界のウチナーンチュの皆さまと活力ある沖縄の未来を切り開いていきたい」と話した。

 式典では第5回世界若者ウチナーンチュ大会の玉元三奈美実行委員長の「若者宣言」があったほか、ペルー沖縄県人会の屋良アルトゥロ会長、次世代代表でブラジル3世の松本カリナ沙登美さんがステージに上がり、あいさつを述べた。

 グランドフィナーレでは同日開かれた「エイサーエキスポ2016」出演者約500人のエイサー演舞や空手の形演武などが披露されたほか、県人社会でも人気のビギンらが出演。締めくくりのカチャーシーで会場は感動と一体感に包まれた。会場では別れを惜しんだり再会を誓い合ったりする姿があった。

 大会最終日の同日は同球場で1400人余による「うまんちゅ三線大演奏会」、奥武山公園で「第2回世界ウチナーンチュ沖縄角力世界大会」などがあった。

 今大会には海外から過去最多の参加となった26カ国・2地域の7297人が参加。26日の前夜祭パレードを皮切りに、県内各地で芸能・文化交流イベントや歓迎イベントがあり、県系人と県民が交流を深めた。

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 本紙HPに「世界のウチナーンチュの日」宣言の英語、スペイン語、ポルトガル語の翻訳文を掲載します。