「オ、キナワ!」「ウチナンチュ!」。止まない1万5千人余のコール、止まらないウエーブ。カナリアイエローやアルゼンチンブルーのシャツ、ハワイのレイのオレンジなどで色鮮やかに染まったスタンドがカチャーシーで何度も揺れる。30日の閉会式・グランドフィナーレは、世界のウチナーンチュたちのあふれ出す郷土愛で、会場の沖縄セルラースタジアム那覇を満たした。

BEGINの曲に合わせカチャーシーを踊る各国の参加者ら=30日午後、セルラースタジアム那覇

<米国>池原俊一さん=カリフォルニア州サンフランシスコ(左)、富着保雄さん=カリフォルニア州サンディエゴ(右)

<ブラジル>グスクマ・ケイコ・ニルザさん=ブラジル3世

<ボリビア>左からヒガ・サダオさん(13)=ボリビア3世、アレハンドロ・アッタさん(14)=同3世

<アルゼンチン>左から幸地さゆりさん=アルゼンチン2世、上原まゆみさん=同3世

<フィリピン>アニータ・サントスさん=フィリピン2世

<中国>左から森田英祖(えいそ)くん=中国2世、さくらさん=同1世、モラ・アンドレスさん

<米国><アルゼンチン>左からアルゼンチン3世の城間クリスチャンさん、百ちゃん、城間優紀さん、米国2世の城間ビクトールさんと米国2世の城間ヨウコさん

BEGINの曲に合わせカチャーシーを踊る各国の参加者ら=30日午後、セルラースタジアム那覇 <米国>池原俊一さん=カリフォルニア州サンフランシスコ(左)、富着保雄さん=カリフォルニア州サンディエゴ(右) <ブラジル>グスクマ・ケイコ・ニルザさん=ブラジル3世 <ボリビア>左からヒガ・サダオさん(13)=ボリビア3世、アレハンドロ・アッタさん(14)=同3世 <アルゼンチン>左から幸地さゆりさん=アルゼンチン2世、上原まゆみさん=同3世 <フィリピン>アニータ・サントスさん=フィリピン2世 <中国>左から森田英祖(えいそ)くん=中国2世、さくらさん=同1世、モラ・アンドレスさん <米国><アルゼンチン>左からアルゼンチン3世の城間クリスチャンさん、百ちゃん、城間優紀さん、米国2世の城間ビクトールさんと米国2世の城間ヨウコさん

 30日午後5時36分。沖縄県の翁長雄志知事とアルゼンチン県系3世の比嘉アンドレス・オスカルさん(41)、ペルー県系3世の伊佐正アンドレスさん(26)が並び、世界のウチナーンチュの日を宣言。「我々ウチナーンチュは郷土を愛する心を持っている」-。伊佐さんの声が一段と強くなる。宣言の締めくくり、翁長知事の「ちばらなやーさい(頑張りましょう)!」の叫びに、約1万5千人の観衆も歓声で応えた。

 「お盆の時、仏壇の前でウートートゥして、ウヤファーフジに感謝します」。次世代代表で登壇したブラジル3世の松本カリナ沙登美さんは南米に根付く沖縄社会を紹介し、喝采を浴びた。英語、スペイン語、ポルトガル語。26カ国・2地域から来たウチナーンチュの母語は違えど、皆の心をつかむのはしまくとぅばだ。

 日が沈み、グランドフィナーレがスタート。ペルー3世のアルベルト城間さん率いるディアマンテスが登場すると、国旗色の赤いシャツに身を包んだ“ペルーンチュ”の大歓声を受け、代表曲「片手に三線を」などを披露。トリを務めたBEGIN(ビギン)はブラジル音楽マルシャの陽気なリズムを刻み「涙そうそう」などのアレンジメドレーへ。最後は観衆と「かりゆしの夜」を大合唱。そのままカチャーシーになだれ込み、感動を分かち合いつつ再会を誓った。

 ブラジル2世の知名サトシさん(40)は瞳に涙をため「フィナーレはとてもきれいだった。ウチナー魂も感じられた。うれしいし、また来たい」と感激。

 今大会にポルトガル語の通訳ボランティアとして淡路島から駆け付けたブラジル3世の宮城エレナさん(49)は「期間中は、人に会うたび『お帰りなさい』と言われてうれしかった。国境を越えて、ウチナーンチュとして大会に参加できたことを誇りに思う」と笑顔で話した。