「王者らしく堂々とした風格を出したい」

形の男子で2連覇を果たした喜友名諒=リンツ(共同)

 日本を出国前にそう宣言していた喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が、男子個人形決勝で貫禄のアーナンを披露。欧州王者のスペイン選手に5-0完勝し、2大会連続で最高峰の頂きに立った。

 「プレッシャーもあったが、リラックスして思い切りやった。連覇はうれしい」とかみしめた。

 26歳らしく、圧巻のスピードと力強さで前回王者の底力を示した。ぶれない体幹から鋭く、素早く突きを繰り出す。

 気迫を前面に出す持ち味の「眼力」でも圧倒した。見事なまでの“静と動”の融合で台頭する外国勢を抑えた。

 「まだ完璧とは言い切れないが、85点の出来」と満足せずに振り返ったが、演武後はこわばった表情を緩め、満面の笑みで全日本の古川哲也コーチと抱き合って喜んだ。

 1984年大会から3連覇した劉衛流龍鳳会の佐久本嗣男会長に師事している。

 日本男子の連続優勝は偉大な師に続く快挙で「直前まで佐久本先生にチェックしてもらったので落ち着いてやれた」と感謝した。

 2020年の東京五輪に向けては「あと4年で理想の演武に仕上げたい」と笑顔で意気込んだ。