全国7カ所で6ブランドのホテルを運営している小田急グループの「UDS」(東京都、中川敬文社長)はこのほど、沖縄でのホテル建設、運営に向けて現地法人「沖縄UDS」(那覇市、岡崎勝彦社長)を立ち上げた。UDSの現地法人としては国内初。2018年前半、宮古島市平良下里に計100室の「下里ホテル(仮)」、同市城辺に全41室のコテージ「東海岸リゾート(仮)」をオープンする。

宮古島市平良下里に建設する「下里ホテル(仮)」のイメージ(UDS提供)

UDS ホテルの建設予定地

宮古島市平良下里に建設する「下里ホテル(仮)」のイメージ(UDS提供) UDS ホテルの建設予定地

 宮古島市平良下里のホテルは6階建てで、敷地面積は2852平方メートル。スポーツを楽しむ観光客をターゲットにし、自転車や釣り具の整備空間を1階ラウンジに併設するほか、ダイビング用のウエットスーツを干すスペースも設ける。地元と協力し、沖縄の自然を学べるオプショナルツアーも準備する方針。年内の着工を予定している。

 宮古島市城辺の「東海岸リゾート(仮)」は敷地面積約3ヘクタール。長さ約840メートルのビーチ沿いに、客室41室や管理棟を含む平屋22棟を建設する。今冬のうちに着手する予定。

 いずれも日建ハウジング(那覇市、眞保榮薫会長)と共同で進めている。

 UDSの前身は「都市デザインシステム」。本部町瀬底に計360室のリゾートホテル、恩納村冨着にも「タイガービーチホテル(仮)」を予定していたが、08年、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。瀬底の土地は森トラストが購入済みで、冨着の土地にはホテルモントレ沖縄スパ&リゾートが建設された。都市デザインシステムは12年4月、社名をUDSに改めた。

 UDSは、20年度に那覇空港第2滑走路が完成することも踏まえ、沖縄には国内外から観光客を呼び込めると判断し現地法人を立ち上げた。設立は10月3日付。11年には中国に現地法人を設立しており、中国人の観光ニーズをとらえて沖縄UDSの運営に役立てたい考え。