写真家 竹沢うるまさん(39)=大阪府出身

 世界を旅する写真家。延べ135カ国を訪れ、雄大な大地や辺境の地に住む人々の日常の営み、文化、表情などを写した写真は見る者をひきこむ不思議な魅力にあふれる。大阪府出身だが、写真家名は“サンゴの島”を意味する「うるま」。「沖縄との出合いが転換期となった。自分が生きる根本としたい」と名前を取った。

「写真を撮る際には、心のフィルターやノイズを極力排除したい」と語る竹沢うるまさん=東京・港区のキヤノンギャラリーS

 大学在学中にダイビングで訪れた伊江島で、美しい海と本土にはない島独特の文化に衝撃を受けた。「カルチャーショックだった。違う世界や異文化に触れる興奮や喜びを、記録に残せたら」と写真を撮り始めた。

 大学3年の時からダイビング雑誌所属の水中カメラマンとして世界中の海を旅する一方で、その土地に住む人々や伝統、文化に興味を持つようになった。プライベートでインドやネパールなどを旅するうちに「自分自身の世界を広げないと、写真家としてこの先の進歩はない」と、水中撮影を離れることを決断。その後、3年かけて世界中を旅した。