キングス-名古屋 第1Q、レイアップシュートで20点目を決めるキングスの金城茂之=沖縄市体育館(撮影:沖縄タイムス)

 Bリーグの今季ここまでの成績を見る限り、リーグ統一後の力関係は、旧NBLが旧bjリーグにまさっていると言わざるを得ない状況だ。

 しかし旧bjチームの中では、われらが琉球キングスは、中地区の三遠フェニックスと並んでかなり善戦しているというべきだろう。

 いや、10月22日の試合を見て、琉球キングスはすでにBリーグの優勝候補とさえ言えるのではないか、と思ったファンも少なからずいたのではないだろうか。

 なにしろ西地区首位をひた走る名古屋ダイヤモンドドルフィンズと堂々と渡り合い、71-58で快勝したのである。

 名古屋の7連勝を阻止し、キングスは1ゲーム差の3位(2位の三河と同率)と食い下がったのだ。

 翌23日の試合に勝てば西地区首位の可能性さえ見えてくる、大きな勝利だった。

 実はわたしは22日の夜どうしても外せない別件の予定があり、この試合については23日の試合に駆けつける直前に、有料インターネット動画の録画配信で隈なく見た。

 注目すべき重要な試合であるという意識は、わたしも強く抱いていた。

 ふたを開けてみると、序盤から金城茂之、ラモント・ハミルトン、大宮宏正、喜多川修平とバランスよくチームでゴールにアタックを重ねていき、終わってみれば出場選手10人全員が得点していた。

 MVPの喜多川は、3ポイントを9本中4本沈めるなど一人突出して22得点をたたき出したのだが、他の選手は全員1ケタ得点。「どこからでも誰でもゴールを狙える」キングスを相手に印象付けたはずだし、何よりも満員の観客に対して、見ていて楽しい「人もボールも動くバスケット」を披露していた。

 「旧NBLのトップチームに対しての連勝もあり得る!」

 当然というべきか、23日の試合に対するわたしの期待感も、否応なく高まったものである。

 結果から言えば、周知の通り、終始キングスがペースを握りつつ、最後の最後でひっくり返されての64-69というスコアでの敗北である。