国は1日までに、沖縄県浦添市前田の国家公務員宿舎跡地を、浦添総合病院(同市伊祖)を経営する社会医療法人「仁愛会」に売却する方針を固めた。7日に開催する国有財産沖縄地方審議会を経て、正式に決定する。浦添総合病院は建物の老朽化などから、移転を検討していた。2020年度の開院を目指す。

 浦添総合病院は1981年に開院。建物の老朽化が進むほか、駐車場スペースの不足といった課題を抱えており、約3年前から移転場所を探してきた。条件に約3万3千平方メートル(1万坪)以上の規模の土地などを挙げており、広さ約4万平方メートルの前田国家公務員宿舎跡地への移転を検討していた。

 仁愛会は14年6月に前田自治会から要請を受け、地元住民らに移転の必要性などの説明会を開催。その後、自治会は15年10月に市を通して、国と病院に対し同跡地への移転を地元として歓迎する旨を伝えている。

 国はことし1月、同跡地の一部(約2090平方メートル)を保育園用地として社会福祉法人に貸し付けることを発表している。