東村高江の森で10月30日、チョウ類研究者の宮城秋乃さんが準絶滅危惧種のチョウ「リュウキュウウラボシシジミ」の羽化の瞬間の動画撮影に成功した。「高江の森が沖縄防衛局の工事で破壊されようとしている今、飛び立とうとしている命があることを国民に知ってほしい」と話す。

(1)羽化の数時間前に緑色のさなぎが黒くなる=10月30日午前6時ごろ、東村高江(宮城秋乃さん提供)

(2)さなぎから成虫が出てきた。脱出は数秒で終わる=10月30日午後1時半ごろ、東村高江(宮城秋乃さん提供)

(3)羽を乾かす間に排泄し、その後飛び立った=10月30日午後2時42分、東村高江(宮城秋乃さん提供)

(1)羽化の数時間前に緑色のさなぎが黒くなる=10月30日午前6時ごろ、東村高江(宮城秋乃さん提供) (2)さなぎから成虫が出てきた。脱出は数秒で終わる=10月30日午後1時半ごろ、東村高江(宮城秋乃さん提供) (3)羽を乾かす間に排泄し、その後飛び立った=10月30日午後2時42分、東村高江(宮城秋乃さん提供)

 撮影は米軍北部訓練場に隣接する場所。宮城さんは10月23日にサナギを発見してから観察を続け、30日午前6時に撮影を開始。午後2時40分過ぎに飛び立つまでを記録した。

 県固有亜種のリュウキュウウラボシシジミは特に10月上旬から多くなるチョウで国頭、大宜味、東の3村と石垣島、西表島にだけ生息する。高江はこの地域の中で、一番個体数が多い。

 宮城さんは「このチョウは、清流の流れる場所に生息する。ほかの何を調べなくとも、高江の森の自然度が高いことを証明している」と説明。さらに「ヘリパッド建設を進める防衛局員も、チョウの姿を確認できるはずで、目を背けているだけだ。もっとやんばるの自然に意識を向けてほしい」と訴えた。