那覇市立天久小学校4年生の松本向日葵(ひまり)さん(10)=那覇市=は10月31日、絶滅危惧種のオキナワイシカワガエルを国頭村内で発見し、撮影した。緑色が一般的だが、青色の個体が見つかるのはまれ。松本さんは「森の傾斜のコケの部分で見つけた。色がきれいですぐに撮影した」と振り返った。

青色のオキナワイシカワガエル=10月31日、国頭村(松本亜希子さん提供)

オキナワイシカワガエルを見つけた松本向日葵さん=2日、那覇市

青色のオキナワイシカワガエル=10月31日、国頭村(松本亜希子さん提供) オキナワイシカワガエルを見つけた松本向日葵さん=2日、那覇市

 イシカワガエルは沖縄本島と奄美大島の固有種。県の天然記念物で、日本で最も美しいカエルとも呼ばれ体長10~12センチに成長する。松本さんは妹の葵さんや祖父らと初めて同村の比地大滝キャンプ場を訪れ、場内のつり橋付近を散策中にイシカワガエルを発見した。

 祖父の影響で昆虫好きで、頻繁に図鑑を眺めているという松本さん。青色のカエルを見つけた時は「毒を持つ危険なヤドクガエルだと思い、触らなかった」と語る。

 同行していたエコガイドの男性に「貴重なカエル。宝くじに当たるより珍しい」と教えてもらい、手持ちのゲーム機で写真に収めた。

 琉球大学教育学部の富永篤准教授(38)=両生類系統分類学=によると、イシカワガエルは青と黄が重なって緑色になるが、黄色のもとになる黄色素胞が欠如すると青色になると説明。「これまでにも見つかってはいるがまれ」と話した。