沖縄県企画部は3日までに、鉄軌道導入に向けた県民と観光客へのアンケート結果をまとめた。観光客のうち約8割が、街と各駅を結ぶバスなどフィーダー交通の整備があれば「鉄軌道を利用したい」と答えた。一方、県民は通勤や通学、観光レジャーの目的で約7割が利用に意欲を示した。県が鉄軌道の導入後を想定し県民・観光客への意識調査を実施したのは初めて。調査結果を参考に、県は鉄軌道の導入のあり方などを検討していく。

(県外観光客)鉄軌道が導入されたら

(沖縄県民)鉄軌道を利用したいか

(県外観光客)鉄軌道が導入されたら (沖縄県民)鉄軌道を利用したいか

 ことし8月に、ウェブ上でアンケートを実施。県民は2105票、県外の観光客(過去2年間に沖縄を訪れた人のみを対象)は670票の回答があった。

 観光客に対する調査で、鉄軌道を「利用しない」と答えた人からは「レンタカーの方が自由に行きたい所に行ける」「荷物が多いときに持ち運びが大変」との回答が多く寄せられた。

 鉄軌道を利用したいと答えた人のうち、鉄軌道の利用で「より多くの観光地を訪問する」と回答した人は6割に上った。鉄軌道ができたら行ってみたい観光地として、上位30位のうち「ナゴパイナップルパーク」(名護市)、「美ら海水族館」(本部町)など北部地域が19カ所で最多。中部は「中城城跡」(中城・北中城村)、「残波岬」(読谷村)など8カ所が挙げられた。

 県民への調査では、通勤など全6項目で5割以上が利用に関心を寄せた。ただ、調査でモノレール利用経験のほとんどない人(約4割)は、鉄軌道利用への意欲が一番低かった。