【竹富島=竹富】竹富島の最大行事で国指定重要無形民俗文化財「種子取祭(タナドゥイ)」の奉納芸能が4日、同島の世持御嶽(ユームチオン)で始まった。5日まで、69演目の多彩な伝統芸能を神々に奉納し、五穀豊穣や島民の繁栄と健康を祈願する。

馬型を腹に付け、躍動感あふれる舞を見せる「馬乗者(ンマヌシャ)」=4日、竹富島・世持御嶽前広場

 600年以上の歴史を誇るとされる行事で、今年は10月29日の「トゥルッキ」の祈願(祭りの役割決定・報告)を皮切りに始まった。

 この日、御嶽前での「庭の芸能」は神司らを交えた「巻き歌」に始まり、勇壮な棒術、女性が農具を手に舞う「マミドー」や軽快な「ジッチュ」「マサカイ」などを披露。青年ら23人が馬型を腹に付け躍動する「馬乗者(ンマヌシャ)」も来場者の目を楽しませた。

 会場には住民や観光客ら多くの見物客が詰め掛け、多彩な芸能を堪能。上勢頭篤公民館長は「平和で安心な島、人々の希望や夢がかなうよう神々に願い、感謝を込めながら今年も盛り上げたい」と話した。